福祉用具プランナー研究ネットワーク(プラネット)
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趣旨書

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趣 意 書(案)

 1993 年に「福祉用具の研究開発及び普及の促進に関する法律」(福祉用具法)ができてから20 年余りが経ちました。この間に、障害者総合支援法、介護保険法の制定が行なわれ、福祉用具・住環境整備を取り巻く社会状況も大きく変化しています。

 福祉用具プランナーは、介護保険制度設立を見据えて専門職養成の必要性から、公益財団法人テクノエイド協会で検討されたものです。その目的は「福祉用具を必要とする者に対して生活を営むに必要な福祉用具の選定を援助し、適切な使用に必要な計画を作成した上で、利用を支援し、適用状況をモニター・評価する」人材の養成です。1995 年から、日本作業療法士協会・日本理学療法士協会等と共に養成方法に関して研究され、1997 年にはモデル研修を実施し、1998 年からは介護実習・普及センターを中心に本格的な養成をスタートさせています。

 さらに2005 年からはカリキュラムの充実を図り、併せてe ラーニングの導入を行っており、現在では12,000 名以上の福祉用具プランナーが全国に輩出されています。その後、大学教育への導入も行われ、2008 年からは福祉用具プランナーを養成するための上位資格(管理指導者)の検討、2011 年からは福祉用具プランナー管理指導者の養成コースを大学院にも設置しています。

 福祉用具プランナーは、単一の職種ではありません。基礎資格に医療・福祉・保健・介護・建築・工学等のさまざまな資格を取得されている方たちです。したがって、多職種連携を意識した福祉用具の相談とプランニングの専門職なのです。ICFでいうところの環境因子の改善を図る専門家ともいえます。

 しかし社会的に見れば福祉用具・住環境整備に関わる知識・技術の相互研鑽を積む場は少なく、特に地方都市においては研修の機会も僅かです。高齢者・障がい者にとって適切な福祉用具・住環境整備を利用する機会は、福祉用具法制定時に比べ格段の向上ですが、それを支える人たちの教育環境はまだ十分とはいえません。さらに疾患・疾病で療養中の人への福祉用具プランニングとなると緒に就いたばかりです。

 そこで、これまで福祉用具プランナーが培った技術や情報を共有し、更なる資質向上を目指すため、研究と相互研鑽を行える機会づくりとして「福祉用具プランナー研究ネットワーク」を設立することとしました。私達は福祉用具・住環境整備に関する知識と技術の向上に務めることで、高齢者や障がい者ならびに家族、介護従事者等の自立生活支援と介護負担軽減を図り、ひいては生活の質の向上に寄与したいと考えます。

福祉用具プランナー研究ネットワーク発起人一同



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