プラネット福祉用具アワード2015
福祉用具プランナー研究ネットワーク(通称プラネット)は、第一回の「プラネット福祉用具
アワード」の投票を先月1日から27日まで実施し、28日にテクノエイド協会で開票作業を
行った。開票の結果、第一回のアワードに選ばれたのは、二つ星を獲得した株式会社モリ
トーの「移座えもんシート」、株式会社松永製作所の車椅子「ネクストコア」ほか。一つ星に
は7製品が選定された。
プラネット福祉用具アワードは、ノミネートされた製品の中からプラネット会員の投票で選
定されるシステムで、会員は「革新性」「普及力」「支援力」の3つの部門でそれぞれ一つの
製品を投票する。各部門の上位3製品が星をひとつづつ獲得し、今回二つ星に選定された
2製品は、「普及力」と「支援力」で上位に選ばれた。また、最高得票を得たのは、「普及力」
で11票をあつめた徳武産業のケアシューズ「あゆみシリーズ」、福祉用具専門相談員のみ
でなく、義肢装具等多職種から支持を集めた。投票にはその理由に関するコメントが添えら
れており、同会のホームページに公開されている。会員の製品に対しての厚い信頼や期待
感がつぶさに読み取れる内容で、用具の選定のみならず、メーカーの製品開発等の活動に
も参考になるような内容も含めれている。
プラネットでは、7月5日に行われる同会の研究大会の冒頭で表彰式を行う予定で、今後
各企業が受賞を広告等に利用してくれることで、賞の一層の知名度アップをはかりたいと考
えている。