プラネット福祉用具アワード2017
福祉用具プランナー研究ネットワーク（通称プラネット）は、第３回となる「プラネット福祉用具アワード
2017」を実施し、会員の投票により決定した受賞製品を発表した。
今年のプラネット福祉用具アワードは、プラネットの地域組織である地区会の世話人などが投票対象とな
る製品を厳選、ノミネートを13製品に絞り込むことで、Webでの投票なども実施し、会員は「革新性」「普及
力」「支援力」の３つの部門で、それぞれ一つの製品を投票した。各部門の上位３製品が星をひとつづつ獲
得し、３部門で上位を獲得する「三ツ星」が最上位となる。
今年は、株式会社ケープのエアマット「ラグーナ」が、小さな体位変換を意味するスモールチェンジのコンセプト
が高く評価され「三ッ星」を獲得、続いて従来のバスボードの欠点を解消したアロン化成株式会社の「バスボー
ドH-Sはねあげくん」が、「二つ星」となった。アロン化成は、屋外の段差部分でもレンタル対応できる置き型手
すり「アットグリップ」も「一つ星」を獲得し、初めてのダブル受賞を達成した。
そのほか、部門ごとの得票数上位のリトルキーパス（株式会社幸和製作所）、可搬式設置型リフトトラベ
ルトラック（株式会社ウェル・ネット研究所）、入浴グリップユクリア（パナソニックエイジフリー株式会社）が
「一つ星」を獲得した。モデラートⅡ（株式会社ランダルコーポレーション ）は、各部門ごとの得票数では上位
にならなかったものの、合計では全体で３番目に多い票を集めており、「一つ星」に該当する特別賞の受賞と
なった。
プラネット福祉用具アワードでは、例年、結果とともに投票者のコメントも公開しており、福祉用具のプロの
視点として、用具の選定のみならず、メーカーの製品開発等の活動にも参考になるような内容も含めれてい
る。
プラネットでは、７月９日に名古屋で行われる同会の研究大会の冒頭で表彰式を行う予定で、今後各企
業が受賞を広告等に利用してくれることで、賞の一層の知名度アップをはかりたいと考えている。
