プラネット福祉用具アワード2018
福祉用具プランナー研究ネットワーク(通称プラネット)は、第4回となる「プラネット福祉用具アワード2018」を実施
し、会員の投票により決定した受賞製品を発表しました。
今年のアワードにノミネートされた製品は全部で15アイテム、制度改定の影響で新開発ではない製品のTAIS登録が
増えたことから、今年のノミネートは「TAIS登録2年以内」という条件を外し、地方組織である地区会の世話人などから
有望製品を募りました。今年も魅力的な製品が集まり、会員からは「今年のノミネートはハイレベル、選ぶのが難しい」の
声も聞かれました。
投票は5月10日からの2週間で行いました。票が分散し各カテゴリーの上位は6製品、内訳は二つ星4製品、一つ星1
製品となりました。
今回「マイチルト-ミニ3D」で二つ星を獲得した株式会社松永製作所は、第1回のネクストコア、第2回のネクストコアく
るりに続いて3回目の受賞、常に新しいアイディアを製品に反映させている同社の姿勢が評価された形となりました。
一方、初めての受賞となったのは、ハイバックサポートという新機軸を打ち出した株式会社プラッツの「超低床介護用ベッ
ドラフィオ」、従来品に改良を加えて設置の確実性としやすさが高く評価されたホクメイ株式会社の「ベスポジeシリーズ」、
移動用リフトのトレンドにさらに旋回性能やハンガー位置のずれを押さえる機能などを加えた株式会社いうらの「移動式リフ
トEL‒570」の3製品。どれも付加した機能が選定や導入の現場で役立つと評価を受けました。
今まで設置をあきらめていた坂道でも対応を可能とした可搬スロープ「段ない・ス」で受賞した株式会社シコク、団塊の
世代の男性ニーズに照準を合わせた「ミケーレWAG01」で受賞した株式会社幸和製作所は、ともに2回目の受賞で
す。
今年も、受賞製品とともに、会員からたくさんののコメントが寄せられ、プラネットの目的とする会員相互の研鑚につながっ
ています。